コーヒーとの出会い
皆様こんにちは。Scrop COFFEE ROASTERの中嶋と申します。
これから定期的にコーヒーの魅力や楽しみ方についてお伝えさせていただきますので末永いお付き合い宜しくお願い致します。 コラム掲載をさせていただくにあたり、今回は簡単な自己紹介をさせていただければと思います。 私が初めてコーヒーの仕事をしたのは今から20年ほど前に遡ります。当時学生だった私は、「自宅から近く、希望の時間帯」というだけの理由で大手チェーンのカフェにてアルバイトを始めました。駅近、ビジネス街・ホテルも多数ある商圏だったことから朝のピーク時間は目が回るほど忙しい店舗でしたが、毎朝ご常連様がいらっしゃり、一言・二言交わす会話やアイコンタクトをする日々はとても楽しく、今でも良い思い出になっています。 ですが、実は私、もともとコーヒーは飲めませんでした。「飲まない」ではなく、「飲めない」です。コーヒー牛乳ですら苦く感じていた当時、正にアルバイトを始めたきっかけはあくまで勤務先の立地と時間帯だったんです。 そんな中、勤務数か月後にはコーヒーをつくる仕事もさせていただくようになりました。イタリアのバール形式のお店だったこともあり、エスプレッソを抽出してミルクをスチームし、カプチーノをつくることが多かったこともあり、その仕事が本当に楽しかったんです。そんなつくる作業が楽しかったのと同時に、毎朝通ってくださるお客様から「あなたの作るカプチーノ美味しかったよ」と言っていただいたときには本当にうれしい気持ちになったのを今でも鮮明に覚えています。自分の作ったコーヒーをお客様に直接提供することが出来る【バリスタ】という職業に心底のめり込むようになっていきました。その後の続きはまたの機会にお話しさせていただければと思いますが、私がコーヒーの仕事に関わっていきたいと強く思ったきっかけです。 なので、コーヒーが苦手な方がScropをきっかけに飲めるようになったり、びっくりするような風味特性のコーヒーで感動していただけたりすると改めて「この仕事をし続けていてよかったな」という気持ちになります。お客様と会話していると、ときにコーヒーは難しく考えられていると感じることがあります。もちろん様々な国でつくられるコーヒーは、品種や生産方法など多岐にわたりますし、スペシャルティコーヒーの世界では進化し続けるスピードが本当に早いです。ただ、私が皆さんに一番お伝えしたいのは「コーヒーを楽しんでほしい」ということです。 Scrop COFFEE ROASTERSの信念として【日常の中の上質】というコンセプトがあります。これは、日々の皆さんの生活の中でコーヒーを自由に、好きに楽しんでいただき、豊かな時間を感じていただきたいという想いが込められています。コーヒーの世界がもっともっと楽しく感じていただけるように発信していきますので今後とも宜しくお願い致します。
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