タンザニア ムベヤ マトゥンダ フルーツマウンテン

キリマンジャロを代表とする北部での生産が活発なタンザニアのスペシャルティコーヒーですが、今回ご紹介する「マトゥンダ」は、南部・ムベヤ地区で生産されたコーヒーです。

ムベヤ地区は、標高1,800mにも達する、北部を凌ぐほどの栽培環境を誇ります。アフリカらしい明るく爽やかな酸味と、フルーティな果実を思わせる甘みが魅力で、いまタンザニアで最も注目を集めている産地のひとつです。

この「マトゥンダ」は、輸入業者であるTaylor Winch社が、ムベヤ地区に点在する2,000軒以上の農家の中から厳選したチェリーのみを使用し、伝統的なフルウォッシュド製法にて仕上げています。さらに、高い品質基準を持つ日本の輸入商社「丸紅」との協力のもと、厳格な品質管理を経て、ムベヤ地区の素晴らしいテロワールを最大限に感じられるコーヒーが実現しました。

焙煎では、前半にしっかりと熱量を与えることで酸味の輪郭を引き出し、後半には緩やかに温度を上げる事で、甘さとのバランスを整えました。カカオのような芳醇な香りと果実感のある甘みが、アフターテイストまで心地よく続きます。

ぜひこの機会に、タンザニア南部で育まれた「マトゥンダ」の魅力をご堪能ください。

【美味しく抽出するポイント】
焙煎からの時間が経つごとに異なる魅力を見せてくれる「マトゥンダ」。抽出はScrop推奨のレシピを使用し、日を置いて何度かお楽しみいただけると、風味の変化をその都度感じて頂けると思います。焙煎から1週間～2週間では芳醇なカカオの苦味と甘みが際立ち、3週間前後になるとアプリコットやオレンジのような爽やかな酸味がよりクリアに感じられます。

【一杯分の推奨レシピ】
コーヒー粉15g：お湯250g（50gずつ5回に分けて注ぐ）