エチオピア カップオブエクセレンス '24 #14 アズレチェ農園 ナチュラル

アズレチェ農園の農園主、Azalech Getahun Mengistu氏は、31歳の若き才能に溢れる生産者。2024年、彼女が手掛けたコーヒーは、初めてカップオブエクセレンスに入賞を果たしました。この一杯には、エチオピアが誇るテロワールの魅力が存分に詰まっています。

まず特筆すべきは、その澄み切ったフレーバーです。エチオピアのナチュラルといえば、香り高く厚みのある味わいの印象が強いですが、このアズレチェ農園のコーヒーはここが個性的です。雑味のないクリーンな味わいと、ナチュラルならではの華やかさが共存している、上品なエチオピア。口の含むと瞬時に広がる華やかさに加えて、優しくストーンフルーツの甘さが重なり、繊細で奥行きのあるフルーツの表情を次々と楽しむことが出来ます。

時間ととも変化する味わいも、アズレチェの魅力の一つです。Scropでは、焙煎したてのコーヒーをオンラインショップや流山店にて販売していますが、焙煎から一週間以内は、最もフローラルな印象をお楽しみいただけるタイミングです。一週間を過ぎると、風味はより穏やかに、エイジングニ週間頃には、甘さが広がる上品なフルーティさへと変化をしていきます。

焙煎直後の香り豊かな状態から、ゆっくりと増していく甘みと果実感まで、移ろいゆくアズレチェの魅力を心行くまでお楽しみ下さい。

【美味しく抽出するポイント】
焙煎からの時間経過によって、異なる表情を楽しめるのがアズレチェの魅力です。
・焙煎から1週間頃：お湯の温度をやや高めにすることで、フローラルな香りがより引き立ちます。
・焙煎から2週間頃：温度を90℃に戻し、普段通りのレシピで抽出すると、増してきた甘味をしっかりと感じられます。

【一杯分の推奨レシピ】
コーヒー粉15g：お湯250g（50gずつ5回に分けて注ぐ）

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COEとは…
Cup of Excellence（カップ・オブ・エクセレンス）は、NPO団体ACE（Alliance for Coffee Excellence Inc.）が主催する、各国で毎年開催される世界最高峰のコーヒー品評会です。
厳格な審査を経て、その年の最高品質のコーヒーにのみ与えられる称号であり、最低5回のカッピングをクリアしたロットだけが最終選考へ進みます。最終的に87点以上を獲得したごくわずかなコーヒーだけが選ばれ、インターネットオークションを通じて世界中のバイヤーに販売されます。